SJJJFでは、「柔術で日本を元気に!」を達成する為に、ブラジリアン柔術の普及を通して下記の社会課題に取り組んでいます。
①ストレス社会にさらされている現代の人々の「心の健康」を守り、人生をより豊かに!
②若者のコミュニケーション不足を解消し、社会で活躍できる人材の育成!
①ストレス社会にさらされている現代の人々の「心の健康」を守り、
人生をより豊かに!
【心の健康が危うい!ストレス社会の現代】
日本において、2006年に厚生労働省から『健康づくりのための運動基準』が発表され、
生活習慣病の予防の為に運動をすることが推奨されてから10年以上がたちます。
その間に日本中にフィットネスクラブやスポーツ関係のジムが立ち並び今では健康の為に気軽に運動が出来る環境が整ってきています。
しかし、現代の日本では身体だけではなく心の健康も問題になっています。
実際に厚生労働省が行っている『労働安全衛生調査』では仕事や職業生活に関して「強い不安、悩み、ストレスとなっていると感じる事柄がある」という回答が1997年から2017年まで約60%の数字を維持され続けおり、社会で働く人たちの多くがストレスにさらされ、心が疲れているというのが現代社会の問題だと考えられます。
心が疲れていると眠れない時間が続く不眠の症状が現れ、最悪うつ症状やパニック障害などにつながり、楽しく豊かな人生を送るのが難しい状況になっていきます。
このような現代のストレス社会では、「心の健康」を取り戻すことが非常に重要です!
【ストレスには運動しかない!!】
ストレスを解消するためには一般的に運動が良いとされています!
これは運動をすることで血流が良くなり「運動後スッキリ」する効果があることや、運動に集中することで頭の中でもやもやしていた思考がなくなり「嫌な気分がなくなる」からであり、厚生労働省でもストレスに対処するために運動することを推奨しています。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/self_01.html
さらに、運動にはストレスに強い脳を作ることが出来ます!
ハーバード大学教授のジョン・J・レイティ氏の著書『脳を鍛えるには運動しかない』では、ストレスに強い脳を作るには運動するしかないことが語られています。
レイティ氏によると、脳にとっては「上司からの叱責」「人間関係でのイライラ」も「走ることで心拍数が上がる」「暑さや寒さ」といった刺激も全てストレスと認識されます。
そして、脳細胞は強いストレスがかかると壊れてしまうが、適度なストレスをかけてから休ませると「よりストレスに強い脳細胞」へと回復します。
ストレスから「心の健康」を守るためには、運動でストレスを解消し、さらにストレスに負けない心を作るしかありません!!
【ストレスに強い心身づくりとさらにアップデートされた自分へ!】
運動でストレスを軽減し、ストレスに強い心を作り、さらに心身をよりアップデートするためには柔術が最適です!!
ジョン・J・レイティ氏も研究の成果で、運動によってI.QをUPする為には「強度の高い有酸素運動」と「全身を使う複雑な運動」が最適であると語っています。
柔術は全身を使って動く為、「強度の高い有酸素運動」であり、同時に寝技や関節技の戦略性の高い攻防もあることから「全身を使う複雑な運動」と言えます。
つまり、柔術をするだけで身体を鍛えるだけでなく、I.QのUPも図れるのです!!
このような柔術の効果は世界中で注目され、Googleなどの大手IT企業等で福利厚生として採用されています。
最先端企業であるGoogle本社は激務がある代わりに社員への福利厚生に力を入れているのは有名な話。
そんなGoogleが社員への福利厚生の一環として、柔術を導入しており、社員にも好評を得ているといいます。
②若者のコミュニケーション不足を解消し、社会で活躍できる人材の育成!
【就職面接、そして仕事の場でコミュニケーションが取れない若者たち】
近年、就職活動や新卒で入社した社員の問題点として指摘されるのが「コミュニケーション能力の不足」です。
しかし、内閣府が2歳から17歳の青少年及び保護者を対象にインターネットの利用状況を調査したところ、約90%の若者がスマートフォンやパソコンでインターネットを頻繁に使用しており、特に16歳-17歳の「インターネットの利用内容」の約90%が「コミュニケーション」という回答でした。
※内閣府の調査に関してはコチラ
https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/net-jittai_list.html
以上のことから、現代の若者は決して誰かとのコミュニケーションがとる機会がないというわけではありません。
では、なぜ就職活動や職場では上司や先輩とうまくコミュニケーションが取れないのでしょうか?
その原因としては大きく下記の2つがあります。
〇対面でのコミュニケーションをとる機会が少ない
〇失敗を恐れてしまう
【対面でのコミュニケーションをとる機会が少ない】
既に示した通り、現代の若者の約90%が「コミュニケーション」を取る為にインターネットを利用しています。
これは、現代の若者がLINE等のSNSで友人・知人とコミュニケーションをとっている一方、実際に相手と向かい合って話す対面でのコミュニケーションの機会が不足していると考えられます。
実際に文部科学省が全国の小中学生と保護者を対象に行った調査では、平日に親と過ごす時間が0分-2時間しかないという回答が約7割でした。
※文部科学省の調査結果はコチラ
http://katei.mext.go.jp/contents2/pdf/H26katei_kanren.pdf
このように現代の若者の多くがインターネット上のコミュニケーションが増えても、実際に身近な大人とのコミュニケーションが不足してしまっています。
その結果、相手と向き合ってコミュニケーションをとるときに相手の仕草や表情を観察して意図を察する能力が乏しくなってしまっているのです。
【失敗を恐れてしまう】
インターネット上ではSNSを活用し、友人関係を構築し、質疑応答のやり取りもスムーズにできる現代の若者たち
では、なぜ彼らが実際の面接やプレゼンの場面でうまくコミュニケーションが取れないのか?
国内で広く愛読されているビジネス雑誌である『DIAMOND』では、この問題に関して、「社会人基礎力が足りない」ことをしていきしています。
社会人基礎力とは、経済産業省が平成18年2月に産学の有識者にて定義した「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」のことで、下記の3つの能力で構成されています。
[社会人基礎力]
【前に踏み出す力(アクション)】
一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力
・主体性(物事に進んで取り組む能力)
・働きかけ力(他人に働きかけ巻き込む力)
・実行力(目的を設定し確実に行動する力)
【考え抜く力(シンキング)】
疑問を持ち、考え抜く力
・課題発見力(現状を分析し目的や課題を明らかにする力)
・計画力(課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力)
・創造力(新しい価値を生み出す力)
【チームで働く力(チームワーク)】
多様な人々とともに、目標に向けて協力する力
・発信力(自分の意見をわかりやすく伝える力)
・傾聴力(相手の意見を丁寧に聴く力)
・柔軟性(意見の違いや立場の違いを理解する力)
・情況把握力(自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力)
・規律性(社会のルールや人との約束を守る力)
・ストレスコントロール力(ストレスの発生源に対応する力)
※下記サイトより抜粋
『DIAMOND ONLINE』
(https://diamond.jp/articles/-/86044?page=2)
『経済産業省HP』
(https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/)
『DIAMOND』の記事中では、社会人基礎力の中でも、インターネットが普及してすぐに正解を見つけることが出来る世の中になったことが原因で、社会人基礎力の中でも「考え抜く力(シンキング)」が低下し、さらには「失敗を恐れすぎる」ようになった為、若者が瞬時に様々な対応が求められる対面でのコミュニケーションの能力が低下したのではないかと述べられています。
※参考記事
https://diamond.jp/articles/-/86044
【柔術でコミュニケーション能力の向上を!】
ブラジリアン柔術は必ず相手がいて成立する競技です。
その為、普段の練習や試合でも、必ず誰かと直接触れ合う機会が生まれます。
そして、柔術を連取する過程を通して下記の2つの能力が身についていきます
〇相手の考えを察する能力
〇トライ&エラーの繰り返しによる考える力
〇相手の考えを察する能力
ブラジリアン柔術の試合では、相手の戦略や攻撃を読み取り、それに対する防御やカウンターを行う事で、攻防が成立します。
つまり、練習段階から常に相手の意図を読み取る訓練が自然と行われるのです!
また、練習の中で直接チームメイトと触れ合うことで、SNSのやり取りでは読み取ることの出来ない、表情やしぐさといった非言語のコミュニケーションから相手の意図を感じることが日常的に出来るようになります。
以上のことからブラジリアン柔術の練習を通して楽しみながらコミュニケーション能力を身に着けていくことが出来るのです。
〇トライ&エラーの繰り返しによる考える力
ブラジリアン柔術の技術は一つ一つが身体を駆使した理論に基づいて構成されています。
その為、技の練習を繰り返した人が一番早く上達していきます。
技を繰り返す過程の中では、何度も失敗例を繰り返し成功につながっていきます。
そして、試合においても負けを経験することで、1つの試合が終わるたびに自身の技術や戦略を新たに練り直し、次は勝てるように練習をしていくというサイクルが繰り返されます。
これを繰り返すことで、「失敗を恐れずに、次はどこを改善していけばよいのか」という「考え抜く力」が養われていきます。
実際に『ハーバー・ビジネス・オンライン』でブラジリアン柔術が特集された際に、ビジネスエリートの方々が「ブラジリアン柔術に熱中する理由」といて下記のような意見がありました。
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「仕事中心だと同じ世界の人としか出会わないけど、柔術の練習に来ると他のジャンルの人に会えるのは大きいですね。あと、40代にもなると、人は“負ける”ことを上手に回避できるようになったりするでしょう。でもある年齢まで行ったとき“負ける”ことができるって大事だと思うんです。柔術は“負ける”ことを味わえる場でもあります。柔術は身体を使ったチェスだって言われるように、根性論や精神論より技術メソッドが確立されてる知的な面がGoogleなどの先端企業で評価された気がします。がんばれがんばれだけでは続かない、テクニカルタームや技術のコミュニケーションがビジネスの世界でも十分に役に立つのではないでしょうか?」(江藤修さん・仮名・41歳・グラフィックデザイナー・茶帯)
「仕事で精神的に追い詰められて、忙しくて練習に行けないときもあります。でも“行けなくて残念”と思える場所があるのとないのとでは心の持ちようが違う。激務で心を病む人も少なくない中、かろうじて踏ん張っていられるのは職場とも家族とも切り離された“自分だけの場所”があるからだと思っています。また、他の格闘技やコンタクトスポーツより安全で、創意工夫やコミュニケーションが求められるスポーツなのがいいですね」(大杉幸一さん・仮名・39歳・印刷会社・紫帯)
※『ハーバー・ビジネス・オンライン』より引用
https://hbol.jp/11545
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以上のように、ブラジリアン柔術を若いうちから経験していくことで、「相手の考えを察する能力」「トライ&エラーの繰り返しによる考える力」が自然と楽しみながら身についていくのです。